紅葉が地に落ち始めたころ、JR貨物とJR東日本による大宮工場の公開イベントが行われた。
車両展示や各社の出張販売、展示運転など、さまざまなブースが並んでいたが、私の目当てはひとつ——長いこと大宮工場に据え置かれているEF65たちの動向だった。
当日まで展示車両は非公開で、一か八かで足を運ぶことにした。
本命は、蔵の中にEF65が二台並ぶ屋内展示。
対抗は、EF65とEF210が並ぶ混合展示。
そして大穴は、屋外でのEF65二台展示。
会場をひと回りしてみると、まさかの大穴が的中した。
2067号と2139号が、外に並んで展示されているではないか。
パンタグラフは畳まれており、通電状態ではなかった。
それでも、彼らの生存が確認できたことは、素直にうれしかった。
午前中は順光で、光は柔らかく車体を照らしていた。
展示スペースの横に建つ倉庫の窓ガラスが、静かに彼らを見守っていた。
父の肩の上の少年は、この蒼を覚えているだろうか。
2025.11.22 鉄道ふれあいフェア